皆さまこんにちは、幸保工務店でコーディネーターをしております 林田 です。
本日の建築コラムのテーマは「軒(のき)」
近年は「シンプルにカッコよく!」な外観の人気が高く、軒の無いお家も増えてきましたね。
無くして良いなら軒って何の為に…?と言う方もいらっしゃるかもしれません。
なので!今回は!軒の役割、軒のないお家のメリット/デメリットをお話していこうと思います。
そもそも軒ってどこ?問題
軒とは下の写真の様に「外壁より外側の屋根の部分」のことを言います。
よく似た部材として「庇(ひさし)」がありますが、こちらは壁から飛び出している小さな屋根のことを言います。
役割も似ている様でちょっと違うんです!
「庇」は玄関やバルコニー、窓などの上に設置して、主に開口部を雨や雪、陽射しから守るのに対し
「軒」は家の外壁全体を守る役割をしているんですよ♪
軒のない家のメリット/デメリット
では早速、軒のない家のメリットデメリットを見ていきましょう!
《軒のない家のメリット》
① シンプルでスタイリッシュな外観に仕上がる!
軒なしの家に多いのがスクエアな印象の、シンプルでスッキリとした外観ですよね。
屋根の勾配が緩くフラットに近い物や、片流れになっていたり…モダンでカッコいいデザインの外観を作り出してくれます!
②建築費用のコストダウンが期待できる!
軒がない家の場合、単純に屋根の面積が減るので、その分の材料を減らすことが出来ます。
もちろん屋根は、模型の様にポンとのっけている訳ではありません!
数種類の材料を組み合わせているので、軒が無くなるとそれだけ建築費用を抑えることが出来る場合もあるんですよ♪
③居住スペースを広く確保できる
軒なしのお家で一番恩恵を受けるのは「狭小地」での建築を検討している時!
軒があると、軒から隣の建物までの距離を確保する必要が出てきます。
軒なしのだとその必要がないので、建築制限ギリギリまで建てることが出来る…という訳です。
《軒のない家のデメリット》
①雨の影響をダイレクトに受ける!
軒がない場合、外壁や窓に直接雨が当たる可能性が高くなります。
雨が外壁に当たる音気になったり、窓を開けている時に急な雨に降られ室内が濡れちゃった…なんてことも。
地面から跳ね返った雨水で汚れやすくなることもあるので、要注意です!
②外壁材やシーリングが劣化しやすく、雨漏りのリスクが高まる
雨風や太陽光の影響をダイレクトに受けやすい軒なしの家。
外壁の繋ぎ目などを埋めるシーリング材は、主に樹脂製で出来ている物が多く
紫外線の影響を受け、劣化しやすい部材です。
シーリングの劣化を放置したまま風雨に晒されると、その部分が雨漏りの原因になることも…。
メンテナンスにはしっかりと気を付けておきましょう!
③室内に直射日光が入り込みやすい
③に関しては、メリット・デメリットが表裏一体になっているのですが…
夏の強烈な陽射しが、遮られることなく室内に入り込むことになります。
逆に言うと、寒い冬も日が入りやすい!ということにもなりますが(笑)
熊本は夏が厳しい地域ですから、日射を遮るカーテンや庇などを付けて夏の日差し対策をすると良いでしょう!
それぞれのメリット・デメリットを見てきましたがどうでしょうか?
私がお家づくりで一番大切だ!と思うのは「このお家好きだ!」と思えるかどうかです。
我が家の外観を見るたび「やっぱり軒なしのカッコいい外観が良かったな…」と後悔するくらいなら
軒のないお家にした方が断然いいです!!デメリットを軽減する方法も色々ありますからね♪
「軒のありなし、考えてなかった」「それぞれどんなデザインの外観があるの?」と言う方は
ぜひ、施工実績 のページをご覧ください。
本日のまとめ
- 軒なしのお家にはそれぞれメリット・デメリットがある
- デメリットは様々な対策で軽減することが出来る!
- 好きだ!と思える家づくりが一番大切ですよ♪
いかがでしたか?
普段はなかなか考えることの無いであろう「軒」に関するお話でした。
幸保工務店では、軒あり・軒なしどちらも建築しています。
「軒なしが良いけど、本当に大丈夫かな…?」と言う方も、お気軽にご相談ください。
デザインとメンテナンス性能など、様々な要素を考慮して最適な外観プランや間取りをご提案致します!
幸保工務店は「しあわせ」をテーマに本当に自分らしい住まいをカタチにするご提案をしています。
注文住宅は難しそう…と言う方でも大丈夫。
担当設計士が丁寧なヒアリングで、本当に住みたい理想の住まいのカタチを見つけるお手伝いをさせて頂きます。
後悔しないお家づくりがしたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
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